ちょっと時間が空いたので、映画「イノセンス」のDVDを見て、
そのシリーズである「攻殻機動隊SAC」を見ました。
これは脚本がとても練りこまれていて、ネット社会をテーマにした話です。
その中で、サリンジャーの小説がとても重要な役割を果たすのですが、
急にどうしても「ライ麦畑でつかまえて」が読みたくなったので、
古本屋に買いに行きました。
とても独特な作風ですが、なんとなく引き込まれてしまう話。
でも、何よりも表紙の人の顔みたいな絵がとっても気になっていたんです・・・。
この絵は何を意味するんだろう・・・とカバーデザインの欄を見ていると、
な、な、なんとピカソが描いた絵らしいのです!!
しかし、驚くべきことに今出版されている「ライ麦畑でつかまえて(野崎考訳)」には、
この絵は載っていないんです!!
同じデザインなのに、この絵だけが削除されている・・・ということを知って
とても衝撃を受けました。
ということは、古本屋でこのバージョンの本を購入できたことは、
本当によかったな~と思います。
これを読み終えたら、「ナインストーリーズ」も読んでみようと思います。
それから、村上春樹の新訳と読み比べてみるのも面白いかもしれません。