今日は愛媛大学の沿岸環境科学研究センターにある
「生物環境試料バンク(es-BANK)棟」で実施された
鯨類の解剖見学に行ってきました。
生物環境試料バンクは、過去5年間で約570種、3万点の試料を受入れ、
約110種、2千点の試料を国内外の研究者に提供することなどを行っている施設です。
全国の大学から多くの生徒や教授たちが参加していました。
山口大学、高知大学、九州大学など遠くから来ている大学生もいて、
愛媛でこんな貴重な解剖が簡単にみられるなんて夢のようでした。
これは、全長172cm、体重230kgの個体です。
大人10人以上で担架を使って運び出していましたが、重そう・・・!
朝9:00~12:00までの前半だけ参加しましたが、
まず全長の測定、体重の測定を行った後、外側の皮膚を切り始め
各臓器ごとに測定を行っていく作業の連続でした。
あまり気温は高くなかったのですが、やはり独特の臭いがずっと漂っていました。
初めは少し戸惑いましたが、慣れって怖いですね・・・。
最後の方は全く気にならなくなっていました。
もっと書きたいことがあるのですが、
いくつか衝撃的な写真になりますので、
見ても大丈夫という方はどうぞ↓↓ (一応、写真はモノクロにしてあります)
皮をはいでいる様子。とにかく大きいのと、皮に厚みがあるのとで
結構大変そうでした。
腸の長さを測っている様子。
60cm × 25 = 1500cm = 15m もありました!
頭と下あごの肉を取っている様子。
最後は骨の部分と筋肉の部分を分ける作業に時間がかかっていました。
いつか、自分もこのような解剖を手伝える立場に早くなりたいです。
でも、1回生でこのような体験を目にすることができ、恵まれてるな~と感じた体験でした。