今日は、冬の皿ヶ嶺に鳥調査に行ってきました。
6月に2回ほど調査をしましたが、同じ要領で調査をします。
雪山を歩くなんてめったにない事なので
ちょっとわくわくしながらの調査開始。(8:00~)
ちなみに、前回の調査(第一回目)は→コチラ
(第二回目)は→コチラ
やはり前回の調査の時とは違って、一面真っ白です。
各ポイントごとに10分間の間に見聞きした鳥を記録していくのですが、
6月の時と違って全く鳥の声が聞こえません…。
初めは寒さもそれほどではなかったのですが、
やはり登っていくにつれて気温は下がり…
しまいには雪が降り始める始末。
竜神平についた頃には、ますます激しくなる雪。
気温は-4度でしたが、風が吹いていたので体感気温が一気に下がります。
こうなると、鳥の声も聞こえないのに10分間同じ場所に立ち続けるのは
何かの我慢比べのよう…。
雪が当たり前の地域の人には笑われそうですが、
日頃そんなに雪と密着した生活を送っていないので、
非常に寒さに弱い私。
あまりにも雪がひどいので、竜神平にある
愛媛大学山岳会の小屋に避難することになりました。
そこに置いてあったカセットコンロで暖まり、
なんとか生き延びることができました(←大げさ)
そして帰り道。
かなり雪が降ったので、自分たちの足跡は消えてしまい、
さらに積もって、道が完全になくなっていました…。
道が見えなくなった時のためにロープが張られているのですが、
それをつかんで歩いても、体が半分埋まってしまうほどの雪。
皿ヶ嶺の雪は、雪玉を作れないくらいサラサラなので、
歩いていてもあまり負担にはならず、滑る心配もないのですが、
斜面で雪が多い所だとあっという間に体が埋まってしまいます。
(蟻地獄みたい…)
正直、この体験はちょっと楽しかったです。
折り返した後の調査も、相変わらず鳥の声はなかなか聞こえず、
コゲラが一声鳴いただけでも「おぉ…!!」と感動するくらいに
なっていましたが、
私が雪に埋まっている時に、ドラミングの音が聞こえ…
なんと、生まれて初めてオオアカゲラを見る事ができました!!
これだけでも、今日ここに来た甲斐がありました♪
調査終了は12:00。
数週間後に2回目の調査を行う予定です。
次回は、もうちょっと暖かい装備で挑もうと思います。