10月から新国立美術館で開催している、庵野秀明展に行ってきました!
2012年に愛媛で見た特撮展(巨神兵展)がとても良かったので、今回も行ってみることに。事前に時間指定チケットを買っていましたが、入り口前にはすでに行列ができていました。
最初は庵野さんが生まれた時代の特撮事情についての展示なのですが、いいな、と思ったのが、来ている人の中には50代〜60代の方も多く、特撮の展示を見ては昔のことを思い出して大興奮してました。
そして、何がすごいって、ほぼ撮影フリーな上に、入り口にまず登場するのが庵野家のミシンです。
まさかの入り口にミシン…
その他、中学生時代の油絵作品やクラブ活動で制作したものが紙媒体、動画などでしっかりと残っていて、それにも驚きました。
好きを突き詰めるということの凄さや、それをあたたかく?見守ってくれた両親が一番すごい…と感じました。
基本的にはアニメーションや特撮で使用したラフや資料の展示なのですが、全てにおいて密度が高すぎるので、現代の監督の作品に行き着くまでに体力切れしちゃいます…。
もうエヴァに到着したころには集中力が完全に切れてしまいました。
原案や極秘資料も余す所なく展示されており、エヴァコーナーに突入した途端、全く前に進めなくなりました。
ファンが多いというよりも、一つ一つの資料の書き込みが細かすぎて、一つ一つ見ていくと本当に時間がかかるんですよね。
アニメなのに、設定と書き込みが半端ないです。ちらっと映るだけの棚に置いている牛乳の種類やパッケージデザインまで設定され、住んでいる部屋の間取り図や窓のレールの溝の種類まで…
そこまでいる?みたいな精密な設定がエヴァのリアリティーを生み出しているんだなと思いました。
そして最後は最新作で使用した第三村のジオラマの展示も!
細かく見たいけど、11時過ぎに入って13:30の時点でまだまだ続く展示にやや頭がパンクしそうでした笑
昔のアニメの貴重な紙資料や特撮で使ういろいろなものは、ただの産業廃棄物として扱われてしまうそうです。盗まれたり、事故に遭ったり、いろいろな事情でなくなってしまう貴重な資料を保管するために、2017年に特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)も設立されたとありました。
背景美術の後継者を育てるための会社も設立されているそうで、いろんな取り組みがなされているんだなと勉強になりました。
結局見終わったのは14時。お腹も空いてヘトヘトになったので、キッチンハセガワさんで遅めかランチを楽しみました。
チーズデミハンバーグが疲れた体に沁みます。
ランチを食べながら展示会について語りました♪