連休を利用して、以前より気になっていた「国際こども図書館」に行ってきました。
日本初の児童書専門図書館ということで、2015年にできたアーチ棟と1906年建設の旧帝国図書館の庁舎のれんが棟からなる立派な建物に、ありとあらゆる児童書が集められているとのこと!
安藤忠雄さんがアーチ棟を設計したとのことで、古いれんが棟も含め、建築面でも見応え抜群です。
今回は入場制限もしている中で朝イチで入ったのでゆったりくつろげました。
一階のカフェ前には椅子とテーブルがたくさん用意されています。
大階段は一階の床から天井まで約20mの吹き抜けの周りに、鋳鉄製の手摺のついた階段がとりつけられています。
階段の周囲にガラス製の手すりがついており、危ないから鉄の手すりに触らないようにしているのかな?と思いましたが、これは現代の建築基準にあわないため、付けられたものだそうです。
木製の建具はケヤキでできた建築当時のものなそのまま残されており、ルネサンス様式をたくさん取り入れた格式高い図書館です。
漆喰と装飾は2002年に修復工事が行われたそうですが、100年間の度重なる工事で漆喰の上にペンキが何層も塗り重ねられていたらしく、一度全ての塗装を剥がしてから、仕上げの漆喰を塗りなおしているそうです。
3階の本のミュージアムの展示の装飾、シャンデリアも圧巻です。
修復工事のも大変そう…。
レンガ棟の正面はフランス積みという技法でできた、ゴマ掛けレンガになっていてお洒落。
部分的にガラス張りになっており、歩いているだけで心地いい気分になります。
自由に過ごせるフリースペースがいろいろな場所にあって、たくさん人が入っても大丈夫そうです。
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これは一階のほんの一部ですが、いろんなジャンルの本が置いてあります。
何か調べ物をしたり、新しい分野を開拓するにはうってつけ!
昔これ読んだな〜という書籍もたくさんあって、子供が大きくなったらまた一緒に来たいなと思いました。
小学生向けに書かれた図鑑など、わかりやすく濃厚な内容ですし、大人が見ていても好奇心がものすごく刺激されます。
とてもお天気がよく、人も大混雑というほどではなかったので、のんびり上野を散策して帰りました。
夫が見たことがないというので、ロダンの地獄の門も見て帰りました。
「あ、なんか真ん中に考える人いるよ」
そういえば、地獄の門って実際のところ何を表して作られたものなのか良く知らなかったなーと思いました。
こういうことを図書館で調べるべきなんだー!
いい図書館に行って、美術館見て、文化度を高めてから帰宅。
…図書館に行くのも楽しいのですが、まずは我が家の図書室整理をしないとですね。