文化の日、お天気もよく動きやすい一日だったので井の頭自然文化園に行ってきました!
10年前に初めて吉祥寺に来た時から行ってみたいな〜と思っていたのですが、なかなか機会がなく、ようやく実現できました。
井の頭自然文化園は本園の動物園と分園の水生物園の2つに別れており、本園では哺乳類と鳥類、池に囲まれた分園では水鳥や淡水魚、両生類が見られます。
80周年とのことで、パンフレットも素敵にデザインされていました。可愛い〜!
園では環境省と協力して繁殖技術の研究などをするため、ツシマヤマネコの分散飼育が行われているとのこと!リス園もあるとのことで、楽しみでした。
今回は午前中に水生物園からのスタートしました。
入り口からカモ類のゲージがたくさんあり、見応え抜群です。
カモ調査、識別になかなか慣れず大変だったなぁ…と昔を懐かしく思い出しました。
水性物館ではカイツブリが目の前まで寄ってきてくれて、水かきの様子見をじーっくり観察でき、大興奮。
淡水魚たちの展示がとても充実しており、研究室にいた頃は網を持って取りにいったな〜と、ここでも昔を懐かしみました。
ちなみに、トウキョウダルマガエルも四国には生息していないので、ここで初めて見ることができちょっぴり興奮。
園内はたくさんの人で賑わっていましたが、園内がとても広いので、のんびり自然を感じながら過ごすことができます。
シジュウカラの声を聞きながら、ベンチに座ってのんびり。
駅に到着した時はあまりの人の多さに驚きましたが、ここにいると吉祥寺にいることを忘れてしまいそうです。
子どもたちは遊園地ゾーンや遊具ゾーンで遊ぶのが人気のようで、彫刻エリアは空いていました。
そして、楽しみにしていたリス園もすぐに入ることができ
思っていたより広く、リスが足元を縦横無尽に駆け抜けていきます。
早い〜!!
鎌倉と出雲でちらっと野生のリスを見たことしかなかったので、あまりの俊敏さにメロメロです。
とにかくどの個体とも距離が近くてビックリ!!
町田にリス園があると聞いたことがありますが、ここのリス園でも十分楽しめます。
繁殖ゲージなどは別に設置されており、配慮がなされていました。
ちなみに、リス園の裏にある野鳥の森も鳥たちがたくさんいて見応え抜群です。
今回は、資料館の特設展で「レースで編む日本のいきもの」が開催されており、解剖学的な正確さをもってさまざまな生き物をレースで編む黒沼真由美さんの作品展も見てきました。
日本鳥学会の初代会長であった飯島魁に献名された、銅色に輝くコシジロヤマドリがメインとなっており、筋肉と毛並みを意識してできたレース編みの精密さに驚きました。
ヤマドリのほかにもミゾゴイ、ツシマヤマネコ、ミヤコタナゴ、イノカシラフラスコモ、タガメなどが展示されています。
驚いたのが、レース編みと一緒に展示されている鳥や動物の剥製、骨格標本など参考にしたデッサン。骨の数まで番号をふってデッサンしてあり非常に学術的です。
編み物専門の方なのかな、と思ったのですが、東京藝大で油絵を専攻されていた方のようで、いろいろな表現をされているプロなのだなと思いました。
折角なので、コシジロヤマドリもしっかり観察。
お目当てのツシマヤマネコもばっちり見られて、大満足の一日でした。
動物園ではあまりグッズを買わないのですが、80周年のミニ水筒が可愛くて、ついつい買ってしまいました♪
これで東京で行きたかった動物園は全て制覇でき、大満足の祝日になりました。
どの動物園も特色があって素晴らしいのですが、改めて愛媛の「とべ動物園」は、ホッキョクグマからチーター、クロヒョウ、ライオンと海から陸まで幅広く網羅している素晴らしい動物園だったんだな…と感じました。
井の頭自然文化園の入園料は大人400円なので、また気軽に行きたいな〜と思います。