
横浜美術館で開催中の「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」に行ってきました!
横浜美術館に行くのは初めて!
行く前にブルーボトルコーヒーも堪能
佐藤先生のことは高校の時に「行動が生む認知」の映像を見て知り、ピタゴラスイッチを含め大ファン。
数学者だと思っていましたが、バリバリの教育学部出身、しかも電通に就職して広告媒体の世界に入ったと今更知って衝撃でした。
子ども向けの体験型展示かと思いきや日常に潜むアルゴリズムをベースに数学×表現×創造の展示が満載👀
だんご3兄弟などが生まれたのも単なる思いつきではなく、計算された秩序の「ルール」と「トーン」の表現方法論がベースとなっていると知り衝撃。咀嚼に時間のかかる展示多数でお腹いっぱい!
「単に知識を伝えることではなくものごとの仕組みや考え方を教えたい」という佐藤先生の考えが反映されていました!

ピタゴラ装置は撮影禁止。使われている道具は佐藤先生が過去に趣味で収集していた私物らしく非ミニマリストの重要性も実感笑
後半は研究活動がメインで学生時代に見て強烈な印象を受けた「イデアの工場」や「行動が生む認知」の映像を再度見られて感激。

ちょうど国際モンテッソーリ協会の授業で「人間の傾向性」を学んだ後だったので、数学と芸術表現手法を掛け合わせて教育に還元していくという新しい創造手法を体感し、自分の中で欠けていた理論のピースがはまるのを感じました。
ゲートを潜るたびに数式がチップに記録され、73を作るまで出られないという「計算の庭」の体験型展示が面白く、夫は2分で終わっておりあっという間…
私は一生出られない可能性…
新たな感覚や気づきをもらえる「指紋の池」のインタラクティブアートから始まり、動画メインの展示が続々。
じっくり見たい映像ばかりで時間が溶けます。動画関係はとにかくすごい人なので、夕方から入るといいかもしれません。
訪れた人それぞれが自分なりの解釈や新しい視点(学び)を得られる場所だと感じました。
図録では満足できませんし、動画がメインなのであと3回くらい行きたい…
本展は一つ一つの動画が結構長いので全てじっくり見たい方は大人だけの訪問推奨。図録でなく現地へ行くのが◎
9月土日のチケットはすでに売り切れつつあるので気になる人は計画的にね🎫