1ヶ月近く私の頭を悩ませていた
生物学ゼミナールIの発表が、今日やっと終わりました。
生物学ゼミナールIは担当教員の先生と相談しながら
英語の論文を読み、それをスライドにまとめて発表するという授業です。
2月末に論文を貰いに行き、渡されたのは
2003年にnatureに投稿されたBrian J. McGill の
「A test of the unified neutral theory of biodiversity」
(生物多様性の統一中立理論の検証)という論文でした。
正直、論文の最初から全く意味が理解できません~。
ゼロサム多項分布とか、ヌルモデルとか…謎の言葉が沢山…。
唯でさえ統計は苦手なのに、こんな論文を人にわかるように説明できるの!?
…と押し寄せる不安。
そんなわけで、3月末から必死で「群集生態学」の本を片っ端から読みましたが
何度読んでも理解できない~~~。
担当の先生のおかげで発表1週間前にはなんとか内容を理解できました。
でも、授業でこの論文の内容をわかりやすく伝えなくてはいけないので
スライド作りと発表内容で大苦戦。
前日は同じ発表日の人に発表練習を見てもらい、
自分では気が付かないようなことを指摘してもらったり、
内容を整理してもらったり、本当に助かりました。感謝、感謝です。
そして今日、なんとか無事に発表することができました。
全く質問が来なかったらどうしよう…と心配でしたが、
みんな、私のつたない説明+わけのわからない内容を理解しようと真剣に聞いてくれて
質問もしてもらえたので、ほっとしています。
1ヶ月、頑張った甲斐がありました。
この論文はある意味、忘れられないものになりそうです。
*ちなみに、非常にざっくり説明すると
Hubbell博士の提示した分布が本当に正しいのか?を検証する論文でした。