Tori Tama Diary ||: (toriたま日記・toritoriワールド 2004~)

モンテッソーリ教育&自然と北欧・EU玩具好きの暮らし。ブログは今年で18年目★旧toritoriワールド

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美術館はおもちゃ箱・道具箱展

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知り合いの方から、目黒区美術館の「美術館はおもちゃ箱・道具箱展」の存在を教えていただき、暑さが少し和らいだ週末に行ってきました。

 

目黒駅西口から15分歩いた場所にあるので少し遠いのですが、2ヶ月ほど前にワイルドライフアート協会展で訪れた場所なので迷わず行けました。

 

美術の道具と玩具についての展示

 

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今回はネフ社の木製玩具を中心とした「トイコレクション」、画家が実際に制作に使った「画材・道具」、 画材や素材を実物資料でまとめた教材「画材と素材の引き出し博物館」を中心に展示しているとのことで、期待していました。

 

特に、目黒区美術館収蔵の182点の木製玩具(主にネフ社)が見どころです。玩具コーナーの写真は撮り放題とのことで、たくさんの木製玩具を目に収めてきました。

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入り口にはブルーノムナーリ氏の作品が並んでおり、思いがけない出会いに驚きました。「実物像」「あてっこしよう」など今ではなかなか見ることのできない貴重なコレクションです。

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そして会場の真ん中にはネフ玩具コーナーが設けられており、ネフ好きにはたまりません!

 

ネフコーナーが充実!

 

紐通しのおもちゃや数を数えるおもちゃなど、子供の成長に合わせた自然素材のおもちゃは温もりがあり、素敵なものばかり!

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ネフ社の玩具はおもちゃというよりも芸術品に近いイメージを持たれがちですが、子どもの遊びの成長過程をしっかりととらえた玩具になっており、すっかりその魅力に取り憑かれてしまいました。

 

とはいえ、ネフ社の玩具はどれも信じられないお値段がするので、我が家では譲っていただいたものばかり。落書きされていてもヤスリで整え、これまで大事に使われてきたおもちゃをメンテナンスしてさらに長年使うようにしています。

 

今回の展示では、今はなかなか販売すらされていない貴重なものが多数展示されており、見ているだけでわくわくしました。

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ネフ社は今までスイスから輸入しているから高いのかな?と思っていたのですが、社長のインタビュー本を読むと、なぜ高いのか(海外でもやはり発売当初から高い!と言われていたそうです)がわかり、子供のために質や値段は下げられないとの気持ち、納得できました。

 

実際に触れるコーナーも

 

展示室のおもちゃは触ることはできませんが、一階では週末限定でおもちゃを触って遊ぶことができました!

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ネフ社アングーラ、キーナモザイク、キュービクスなど、今まで触ることのできなかったおもちゃに触れることができて感動…!

 

展示物を見ただけではどのような構造になっているのか分かりにくいものが多かったのですが、手にとってなるほど、となりました。
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目黒区美術館では子供たちを集めておもちゃで遊ぶ会も定期的に開催しているそうです。

 

これなら手元になくても遊ぶことができていいですね!

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写真OKでしたので、ついつい玩具の内容ばかりになってしまいましたが、道具箱部分では、ゆかりのある画家のパレットやイーゼル、筆、絵具などの道具と画家の作品が展示されており、学芸員さんの熱意を感じられるパネルもあり、いろいろ見ていて勉強になりました。

 

道具展のほうも充実しています

 

絵の具が何からできているのかを視覚的に示したパネルや、紙や下地による絵の具の色の出方の違い、油彩、日本画、アクリルなどそれぞれの道具の違いを示したパネルなど、直感的にわかるものばかりで、図録にそれらが収録されていないのが勿体ないです。

 

今回の展示で個人的はバヴハウスのチェスが見られたのが良かったです。販売してないものはさらに貴重ですよね。

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(と、思ったらネットで販売されていました。コマだけで55000円ですって…!ボードは…?)

 

今回はコレクションの展示なので一つ一つのおもちゃについての解説(それが作られた歴史や作家について)が無かったのが残念でしたが、詳しく知りたい方は以下の本がお勧めです。

 

今回展示されているものの一覧は、美術館hpの以下よりご覧になれます。

目黒区美術館開館35周年記念展 美術館はおもちゃ箱・道具箱 | 2022年 | 過去の展覧会 | 展覧会 | 目黒区美術館

 

展示会は今月末までですが、お近くにお住まいの方はぜひ。

 

展示会情報

 

会期 2022年7月9日(土)~2022年8月28日(日)休館日月曜日 

時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料 一 般 700円