Tori Tama Diary ||: (toriたま日記・toritoriワールド 2004~)

モンテッソーリ教育&自然と北欧・EU玩具好きの暮らし。ブログは今年で18年目★旧toritoriワールド

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愛大ミュージアム 昆虫展2014

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8月6日~10日まで愛媛大学ミュージアム

「昆虫展2014 水辺の恋人~水生昆虫の魅力~」が

開催されました。

台風の影響で9日と、10日の午前中は閉館になってしまったのですが、

その他の日はオープンキャンパスもあって、毎日1000人以上が訪れました。

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私は今回、この昆虫展で

学芸員実習の一部を行いました。

学芸員実習の本番は8月末から2週間行われるのですが、

来館者の動きや展示の仕組みを観察するために

昆虫展という大きなイベントのときに1日だけ実習を行うことが決められています。

昆虫展ではミュージアムを5つのブロックに分けて、

(①受付 ②第1・2ゾーン ③水槽・標本室 ④第3・4ゾーン ⑤企画展示室)

1時間ごとにローテーションしていきます。

私はじゃんけんで勝ったので、①受付からのスタート。

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開館時刻の10時から1時間だけ受付を行ったのですが、

たった1時間の間に3団体も来館!

初回から、団体客と一般の来館者(オープンキャンパスに来ている高校生)に

昆虫クイズラリーとアンケートを渡すのが、とにかく大変でしたが、

団体客の中には今治自然科学教室の小学生たちもいて、

自分も所属していたので、なんだか懐かしい感じがしました。

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受付以外の場所では、各ゾーンに立って、

展示の工夫や来客者の動きを観察します。

時々先生から、ここの構造はどんな感じ?それはなぜ?という

課題を与えられ、その答えを出すために

ひたすら人の動きや展示物を観察します。

一応、博物館のスタッフをしているので

愛大ミュージアムの中を見る機会は多いのですが、

構造や配置の工夫について考えたことはなかったので、

最初は先生の質問にあまり答えられませんでした。

しかし、いろいろヒントをいただくことで、

今まで気がつかなかった展示の工夫や空間のとり方がわかり、最後はすっきり。

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博物館の展示は、ストーリーがちゃんと組み立てられていて、

展示物の配置で人を誘導させるなど、

空間デザインの知識も必要なんだなと感じました。

今回は実習をしていたので、

ゆっくりと昆虫展を見ることはできなかったのですが、

水生昆虫の魅力がたっぷり詰まった展示だったと思います。

個人的には昆虫展スタッフ(昆虫研の学生)の解説が

ものすごく丁寧で、昆虫への愛にあふれていて感動しました。

何より、最初会ったときに「実は虫が嫌い」と言っていた小学生が

最後楽しそうに虫を眺めていたのがよかったです。

8月後半から始まる、学芸員実習も頑張ろうと思います!