11月17日に創風社出版より泉原猛さんの「墓場の薔薇」、
「永き遠足」の作品集が二冊同時に発刊され、
「墓場の薔薇」の表紙カバーの絵と扉絵を担当させていただきました。
自然や鳥の生態に重ね合わせながら書かれた8つの短編小説集です。
著者の泉原さんとは私が9歳の時に知り合い、
探鳥会などでずっとお世話になってきた方です。
こうして、本の表紙を担当させていただくことができ、とても光栄に思います。
依頼を受ける前、社会人になってから仕事中心の生活になり、
土日もほとんどなく、絵を真剣に描くことはできないんだろうなーと覚悟していました。
ですが、今回の仕事を繁忙期に受け、どうしても仕上げたい!!と寝るまを惜しんで
1年半ぶりに筆を執り、こうして完成させることができ自分でも驚きました。
時間がない…というのは言い訳に過ぎず、
熱意さえあれば、ちゃんと絵は描ける…そういう気持ちを取り戻すことができた気がします。
私が鳥の世界にはまったきっかけの1つとして、
小学校2年生のときに薮内正幸さんの「野鳥の図鑑」を見て、
その図鑑の鳥たちの美しさに魅了されたことがあります。
(オーデュボンやジョングールドなどの絵も大好きです)
それ以来背景は白のままで、図鑑の挿絵のような絵を描くことが好きで、
絵画的な絵を描くのは今でも少し苦手です…。
なので今回の表紙を白バックでと依頼されたときは
思い通りの絵が描ける…!と嬉しい気持ちになりました。
扉絵は、別の短編集に出てくるエゾビタキのイメージで。
アマゾンでも販売予定をしておりますので、
もしよければお手にとっていただけると幸いです。
タイトル・泉原猛作品集 墓場の薔薇
著者・泉原猛
発行・創風社出版
+++
12月に入り、繁忙期も少し終わって落ち着きました。
また年明けからは忙しくなってきますが…
まずは、年賀状しなきゃだ…
あ、コマドリの表紙も…