この無人島は瀬戸内海で唯一
ウチヤマセンニュウの繁殖が確認されている島だそうです。
(この無人島では2011年7月に繁殖が確認されました。
過去には瀬戸内海の九州北部の島にも繁殖地があったのですが
今はもうないようです。)
今回は、卒論で鳥をやる予定なら
ウチヤマセンニュウの調査を経験しておいた方がいいと声をかけていただき
特別に参加させていただきました。
6:00に船で無人島に到着し、調査開始。
お天気はあいにくの雨です…。
島に着くと、すぐにウチヤマセンニュウの鳴き声が聞こえました。
鳴き声のテープを聞いて予習していたのですが、
テープの声そのものだ!とちょっと興奮。
島の周りを歩いて、さえずっている個体をカウントしていきます。
無人島とは聞いていましたが、予想以上の岩場にビックリ。
先週の臨海実習で歩いた岩場を何倍もハードにした感じです。
気を付けて歩かないと海草ですべって怪我をしそう。
比較的歩きやすい岩場らしいのですが、個人的には
双眼鏡が岩に当たりそうで何度もヒヤヒヤしました。
島の至る所でウチヤマセンニュウの姿をばっちり確認!!
かなりの頻度で姿を見せてくれるのでよく観察できます。
岩場をちょこちょこと歩く姿はなんとも言えない独特な感じがします。
ただ、ちゃんとしたカメラを持って行ってなかったので、
こんな写真しか撮れていません。
↑船が来るまでこんな崖の上で待機。高所恐怖症じゃなくてよかった…。
ウチヤマセンニュウの生態に関しては気になることがたくさんありますが、
潮の満ち引きで動ける時間が限られており
実際にしっかり調査をするとなるとかなり気合がいるな…と思いました。
でも、テーマとしてはかなり面白そう。
8:00過ぎに迎えの船がやって来て、調査は終了となりました。
もちろん、船の上でも鳥を探しながら帰ります。
このような調査に参加させていただき、本当にいい経験になりました。
ウチヤマセンニュウについてだけでなく
島の植生等いろいろと気になります。
また機会があればぜひ参加させていただきたいです。