みなさん、「標本」と「死体」の違いとは何だと思いますか?
それは、いつどこで採集したかという記録があるかどうかと
将来のために使える状態にあるかどうかの2点です。
今日は2ヶ月ぶりの西条自然学校に行き、
「標本に関するお話」を聞いてきました。
標本には「普及・展示活動」と「研究活動」の2つの役割があります。
今回はまず初めに標本の目的や種類に関する簡単な説明があり、
その後、簡単な標本から順に1つ1つ紹介。
紹介された標本は以下のとおりです。
○貝の標本 ○昆虫標本 ○糞・食痕標本
○凍結乾燥 ○液浸標本 ○含浸標本
○樹脂封入 ○透明標本 ○血管標本
○毛皮標本 ○仮剥製 ○本剥製
○骨格標本 ○レプリカ
貝の標本や昆虫標本、糞・食痕標本は個人でも簡単に作成できます。
もちろん、いつどこで採ったものかというラベルをつけるのを
忘れないようにしなくてはなりません。
ホルマリンで固定し、エタノールで保存する液浸標本は有名ですが
血管標本などはちょっとマニアック…。
冨田伊織さんによって一躍有名になった
「透明標本」のお話はかなり盛り上がりました。
透明標本は芸術性もあり、見ていてすごく綺麗ですよね。
標本の価値は将来決まり、確実な証拠を残すもの。
でもその価値は理解されにくく、標本を保管できる施設が必要であるため
今作っている標本がどの程度残って、どれだけ将来に貢献できるかはわかりません。
でも、標本を未来のために作れるだけ作っておくことが大切なんだそうです。
みなさんも、自分でいろいろな標本を作ってみてくださいね!
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次回 西条自然学校★夜の学校★その96
「コウノトリ」のお話
日時:平成24年9月26日(水)19:00~20:00
場所:西条総合文化会館2F 視聴覚室
*受講料 一人100円 (施設使用料)
*申し込み不要
*お茶とお菓子があります。コップをご持参ください
*問い合わせ 080-5667-5314(西条自然学校)
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