大掃除の手始めに、愛用している卵焼き噐を磨き上げることに。
今まで銅製品については焼き込むたびに色が変わっていい感じになってくる…という知識しかなく、まめに磨いた方がいいということを知らなかった私。気がつけば、毎日使っていたので焦げがこびりついて大変なことに…。
銅を大事している全銅愛者が見たら、本当に怒られそうな焦げ付き具合です…。
銅with錫メッキは金たわしやクレンザー厳禁!!とても繊細なので、お酢、小麦粉、塩のペーストを作って、柔らかい布でひたすら磨くそうです。(あとでお聞きした情報によれば、銅の外側の部分はクレンザーやスチールウールで磨いても大丈夫なんだそうです)
通常ならすぐにピカピカになりますが、焦げ放置という禁忌を犯してしまった故に、全く汚れが落ちません…涙
ちなみに、焦げがついていない部分はお酢ですぐにピッカピカになり驚きました。
初日はここまでで終了。スチールウールで磨きたい気持ちを必死で抑えます。
でも、もうお酢に漬けてもこれ以上は無理そう…。
途中で心が折れそうになりました。全然黒ずみが減る様子がないのです…。テレビを見ながら空き時間は全て鍋を磨いておりましたが、びくともしません。
仕方がないのでネットでいろいろ調べていると、「ピカール」で磨くと焦げでも落ちるとのこと!!ネットで早速取り寄せて磨くことに。
金属やすりはないので、メラミンスポンジとピカールを使ってこまめに磨きます。速攻で真っ黒になっていくゲキ落ちくん。ゴム手袋も真っ黒になり、激落ちくんが不足してくる緊急事態に。
スーパーにお正月の先行買い出しに出かけたついでに、メラミンスポンジを追加で購入。
買い物から帰ってきて、3時間ほど磨いてようやく薄くなってきました。これがピカピカにならない限り、他の掃除に着手できる気がしません…。
翌日朝からお昼まで磨いたところでようやく黒が薄くなってきました。
この、あと少しからがかなり辛い。
ずーっと鍋を磨いて、暇人かとshinoさんには言われましたが、ここまできたらもうやめられないんです~~!!
途中で辞めたくなるのですが、全てこうなってしまったのは一年間汚れを放置していた私の責任…。せめて月一でメンテナンスをしていれば、こんなことにはならなかったはずなのです…。
途中で止めるわけにも行かず、ひたすら時間をかけて削っていきます。
少しだけ、ゴールが見えてきました。あと、あと少しで終わる気がする…。
そして、さらに磨くこと4時間。
もはや拷問に近いです。
そして…ようやく黒い焦げが全てとれてピカピカに!!
泣きそう!!
もう二度と、おこげ放置しないと誓います。
奥にある銅鍋はほぼ新品のものなのですが、それと同じくらいのピカピカ具合になりました。嬉しいっ。
もうこんな思いはしたくないので、何十年も使えるように、これからは月1くらいでちゃんとメンテナンスしようと思います。
ちなみに、最近ある方から銅の片手鍋を譲っていただいたのてすが、その方がメンテナンスや使い方について非常に詳しく教えてくださいました!
こんなに丁寧に教えていただいたら、もう焦がすわけにはいきませんし、大事に使わないといけません。
私が鉄製品を好むのは、焦げ付いてもゴシゴシ洗えるし、強火もOKだし、とにかくタフだから。でも、銅は弱いし手入れめんどうだし…とずっと敬遠してました。
でも、「銅鍋はすぐに酸化したり、柔らかくて傷つきやすいのは事実。でも、お手入れ次第で鉄のようにボロボロになることはなく、磨けば綺麗になるので、長く使ってあげてください」という言葉を聞いて、手のかかる子だけど愛情をもって共に生活していこうと思いました!
Mauvielのシリーズはなんだか、見てるだけでうっとりしてしまう美しさです。
我が家の台所にはピカピカのステンレス高級鍋よりも、鉄や銅などのちょっとレトロで扱いにくい手のかかる子のほうが、似合っているような気がします。
備忘録です
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・錫メッキは230度で溶けるため空焚き厳禁。鉄のフライパンと違って油を入れてから加熱するとよい
・研磨剤スポンジはダメといわれているが、外側の部分ならOK。内側の錫メッキは中性洗剤のみで洗う
・こびりついた時は水を張っておく。焦げつき重曹でブクブク。
・それでもダメならメラニンスポンジ+液体クレンザーで磨く(メラニンスポンジだけはダメ)
・クリーニングはお酢、塩、小麦粉を大さじ大ずつのペーストにして磨く。ゴム手袋(ニトリル)必須
・鍋の上にスポンジで広げ、布で磨く。その後ぬるま湯&中性洗剤でリンス。乾いた布で磨くとピカピカに。
・ピカールを使うのは年末の大掃除くらい。
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