Tori Tama Diary ||: (toriたま日記・toritoriワールド 2004~)

モンテッソーリ教育&自然と北欧・EU玩具好きの暮らし。ブログは今年で18年目★旧toritoriワールド

toriたま日記,toritoriワールド

MENU

シン・エヴァンゲリオン:||

f:id:qsmet:20210316144048j:image

画像:https://www.evangelion.co.jpより

 

週末、TOHOデーと日曜が重なったので、

IMAXレーザーで「シン・エヴァンゲリオン:||」 を見てきました。

 

わたしはそこまでのファンではないのですが、特撮展から庵野監督の作品の独特な世界観が好きで、美術的な描写もかなり凄いのでは、と思い、フィナーレだけ映画館に行くことにしました。

 

そもそもアニメを映画館で見るということに余り価値を感じていなかったのですが、鬼滅をIMAXレーザーで見て、最高の音響と最高の画質は見に行く価値ありだと感じたので期待大。

実際、IMAXだけ深夜の発売開始にチケット即完売でした。

 

17:00からの開場でしたが、夕方だと言うのに館内はすごい密。

それもそのはず。4スクリーン全部エヴァですもんね。

f:id:qsmet:20210315131926j:image

 

ネタバレになるので深くは言えませんが、基本的には心を閉ざした主人公シンジくんが他者と向き合うことで最終的に偉大な父親を倒す話です(雑)

エヴァをよく知らない夫曰く、「ストーリーは意味不明で複雑なところも多かったけど、とにかく映像美がすごい。凄い映画だった。もう一度見たい!!」だそうです。

 

私も、全体的にここまで圧倒されるとは…という感じでした(いろんな意味で)

「本当にこれアニメ…?アニメだよね…」という序章、そして昭和を思わせるジブリの前半からCGを巧みに使った迫力のある後半戦、そして実写を含めたラストなど…。全体の1/3はエヴァじゃなくて戦後のジブリ作品を見ているような錯覚になりましたし、絵コンテそのまま載せたり、実写との境界をなくしてみたり、前衛的な感じでした。

 

なんだかSF、戦艦、ジブリ、実写…一度に全部見たような感じでお腹いっぱいです。いろいろ情報を整理してもう一度見たい。

 

特に背景の描き込みが半端なくて、そこまでしなくても…というくらいの背景描写が凄かったです。艦隊の中の配線とか、配線の中に書かれている文字とか、設定が非常に細かい。アニメーターさんとか、背景画家さんとか、どれだけの努力が…と思うと、背景画集欲しいですね。映画館では一瞬すぎて処理できないので、コマ送りとかでじっくり見たいものです。

 

エンドクレジットも驚きの連発で、終劇まで楽しめました。

(個人的には神木隆之介くんと、安野モヨコさんの名前、そしてジブリの協力にビックリしました)

 

f:id:qsmet:20210316144200j:image

と、ストーリーと関係ないところで大興奮の3時間でしたが、もちろん、ストーリーも細かい部分は置いておいて、綺麗に収まりましたし、本当に良い完結編でした。

 

見た人の数だけ、解釈の仕方があるって感じの映画ですね。

 

ちなみに、Amazonプライムで映画の前半12分だけ見られるようです。家に帰ってTVで見ましたが、TVではストーリーしか追えないけど、映画館では背景の中で僅かに動く埃の微粒子までバッチリ見られたので、やはり映画館で見ないと意味ないんだなと思いました。

 

↓プライム会員はこちらから見られるようです

www.amazon.co.jp

 

映画始まって最初のエッフェル塔のシーンは、映画「CUBE」を思い出させるようなゾクゾク感がありました。映画館で、目の前にあれだけの「赤」が出てくると、強烈ですね。(TVで見た時はそこまでではなかったけど)

 

また、今回は静かなOPの雰囲気がとても良くて、ナウシカのOPを思い出しました。庵野監督のシン・ナウシカ計画もぜひ実現してほしいです。

 

なかなかここまでアツくアニメを語ることがないので、知らない人はさっぱりだとは思うのですが、個人的に久々に心にヒットした映画でした。

鬼滅とは違って、決して万人に勧められる映画ではありませんが、気になっている人はぜひ映画館へ。

 

そして、「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」が、今月22日にNHK総合テレビで放送されるので、ぜひ見てください~。

※午後7時30分~8時45分まで75分の拡大版

 

www6.nhk.or.jp