新toriたま日記

出版社勤務後、愛媛で絵を描きながらヨウムと田舎スローライフ満喫中。自然系デザイナー。ブログと本家は2004年~継続中☆所属:日本野鳥の会愛媛/日本ワイルドライフアート協会/森からつづく道/ 本家はToriToriワールド(http://toritoriworld.tobiiro.jp/)

野外実習 1日目 午後の部

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野外実習1日目、午後からはアマゴの胃内容物の採集です。

アマゴはサケ科の魚で河川上流域に生息し、

待ち伏せ型採集を行うので虫などを丸呑みにします。

今回はアマゴに麻酔をかけた後、胃内容物を採集。

先輩方が40人分のアマゴを必死で捕まえてくださいました。

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まずは、井上教授によるデモンストレーション。

スポイトを用いてアマゴの胃に水を入れて胃内容物を吐き出させ

その内容物を布でこしとり、小物パックに入れてエタノール固定します。

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麻酔されているからとはいえ、ちょっと苦しそう…。

「あ~ん」と言いながらスポイトを口に挿しこんでくださいね!と

指導を受けました。

自分で「あ~ん」ということによって、自己暗示がかかり

スポイトをしっかり奥まで差し込む事ができるそうです。

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生徒も実践!

1人ずつ作業を行って、40人ほぼ全員が体験しました。

なかなか先生のように上手く胃内容物を吐き出させることは

できませんが、何度も挑戦します。

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胃内容物からはいろんなものが出てきます。

ヘビトンボヨコエビ、ect. …。

大きいアマゴより、小さいアマゴのほうがたくさん出てきます。

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胃内容物をいただいたアマゴは、復活バケツに入れて復活させてあげた後

もとの川へと戻してあげました。

アマゴさん、ありがとう!

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最後は、種類の違う落ち葉を詰めたリターバックの回収。

先輩方が事前に沈めてくださっていたものを回収します。

河川では落葉が河川生物群集の貴重なエサ資源となっており、

川の中に積もった落ち葉には微生物が付着し、柔らかくなった落ち葉は

その後無脊椎動物(水生昆虫、甲殻類)によって食べられます。

今回は、リターバックを河川に沈めて一定期間後に回収し、

後日、落葉の樹種や葉の質によってもたらされる

破砕速度の違いや、葉に付着している底生生物を調べます。

アラカシとアカメガシワ2袋ずつ設置しており、

水中からそっと取り出し、ジップロックに入れて持ち帰りました。

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15:00くらいには作業が終わり、

野外実習1日目はこれにて終了!

明日はサンプル処理やデータ整理などを行います。