新toriたま日記

出版社勤務後、愛媛で絵を描きながらヨウムと田舎スローライフ満喫中。自然系デザイナー。ブログと本家は2004年~継続中☆所属:日本野鳥の会愛媛/日本ワイルドライフアート協会/森からつづく道/ 本家はToriToriワールド(http://toritoriworld.tobiiro.jp/)

私と靴

3年前、社会人になる春に母からプレゼントしてもらった革靴。

社会人になるからにはちゃんとした靴を履かなきゃね。と専門店に連れていってもらって、店長と話ながら自分の足を測定してもらって、値札を見ながらこんなに高い靴を買ってもらっていいんだろうかとドキドキしたのを覚えています。

今までずっと運動靴が基本の生活だったので、自分だけの一足を初めて履いた時にはちょっとだけ大人になった気がしました。

革靴になれない最初の頃は履いて歩くのが痛くかったのですが、日々の営業の仕事の中で私の足に馴染むようになっていき、今では完全に私の足の形に沿ったものになりました。

営業の仕事は歩くことが基本なので、ふつうに購入した靴では1年でソールが剥がれてしまうのですが、この靴だけは今も現役です。

ただ、いい革靴なのに、私がメンテナンスを怠ってしまったせいで、台風の中びしょびしょになったり(バイク営業なので)、泥だらけになったりして、履けるけどボロボロの靴になってしまいました。

そして、私にとって大切な一足は「仕事でよれよれになって悲しみを背負った哀れな靴」という扱いになってきました。

いつか修理しなきゃ…とは思っていたのですが、革はボロボロ、ソールもボロボロなので、修理するとしてもこれは買い換えたほうが早いのではという気持ちもあり、心は完全に新しい靴探しへ。最近は安くてきれい目に見えるヒールとか、パンプスがたくさんありますし、1足高いものを買っても…という気持ちもありました。

そんなとき、職場で一緒に働いている人が「その靴、なかなか味があっていいね」と褒めてくれました。そのとき、この靴は私にとって社会人スタートの思い出の1足だったんだと思い出しました。私の足に馴染んでいる1足。もっと大事に履いてあげなきゃと感じました。家に帰って、クリームを使って一生懸命磨いたのですが、もはや手遅れみたいな感じがして、次の日にはツヤのない状態に…。

そしてついに、購入した靴屋に持ち込み、修理を依頼することになりました。店主に話をすると「うーん、まだまだ履けるよ。5000円くらいで全部直るよ!!」とのこと。こんなにボロボロの靴がそれくらいで…!?という驚きと、もっと早くもってくるべきだったという後悔の念。

こうして、私の靴は修理の旅へと出されたのでした。

1週間後、無事に靴が直ったという連絡をいただき、仕事終わりにわが子を迎えに行きました。

もはや、新品かと思えるくらい綺麗に修理されていました!
購入してから3年も経っているので革が伸びているかもしれない…と再度フィッティングをしていただき、靴の履き方や歩き方も店長から教えていただきました。

キュッと締まった靴を履いていると、今までよくない靴の履き方をしていたんだなぁと感じます。そして、靴を買ってもらった時のフレッシュな気持ちを取り戻しました。この先何年もメンテナンスしながら、大事に履いていこうと決意。

ただ、同じ靴を毎日履くのはあまりよくないらしく、2足目探しも熱心にお手伝いしてくださいました。4月からまた新しい職場だし、今度は自分の力で新しい1足を購入しよう…!と候補を絞らせていただきました(お金を貯めてから4月までには必ず…)。

老舗だけあって、無理に商品を薦めたりはしませんし、本当に親切に足に合った靴探しをサポートしてくださるので本当に嬉しいです。

今回は、友人が7年間履いていた靴を修理見積もりして欲しいと同行していたのですが、その7年間大事に履いた靴の「かなり履きました感」がすごい…!!私も、こんなに履かれきった靴を見たのは初めて。お店の人もこんなに靴を履いてくれる人には薦め甲斐がありますねぇ~とのこと。

友人も時間があったので足の測定をしてもらったのですが、何やら足のサイズが結構特殊なようで、オーダーの革靴を紹介してもらっていました。確かに、靴の値段としては高いかもしれないけれど、こうしていろいろ足のことを勉強していると、自分の足に合ったものをちょっとずつ揃えて、長い時間をかけて大事に履いていくことも大切だな~と思いました。

私も安い靴をたくさん買って、足は1足しかないのに、靴箱が埋め尽くされています…。オシャレは足元からとはいいますが、私はヒールの高い靴が好きなので、旅行など長時間向きの靴がほとんどないんですよね。これからは、長く大切に使っていくことを考えて、厳選した靴を何年かに1度奮発して買いたいなぁと感じました(なかなか難しいけど…)。