久々に大三島行ってきました!
金曜日の夜、知人から「日曜日に大三島でササユリの観察会をするけど行くー?」というお誘いを受け、急遽参加させてもらうことになりました!主催者は大三島の自然を守る会の方で、今回は伊藤建築塾でランドスケープの研究をしている人も同行するとのことで、とても濃厚な観察会になりそうな予感。大三島観察会は以前大学生の時に一度参加させていただいたのですが、それ以来松山を拠点に活動していたのであまり訪れることがなく、すっかりご無沙汰しておりました。
▼ちなみに前回の記事はこちら
今回の目的のササユリがこちら!
ササユリは基本的には標高500m以上の場所に生えるものらしいのですが、大三島に生えているのは低いところにも生える本州タイプのササユリなんだそうです。基本的には栽培は不可能で、草刈りなど人の手が入ることによって育成できるというちょっと特別なユリなんだとか。現在、大三島には100株程度あるそうなのですが、人の手で管理することによって育ってきた「里山」の姿、大三島の農業の姿を代表するような大事な植物です。
▼以前、「しまのわ」のプロジェクトでササユリのデザインをさせていただきました。
大三島の自然を守る会、特製の「きびだんご」
観察会の途中で、お手製のきびだんご、いただいちゃいました。これは家来になるしかない…。よもぎもきな粉も手作りなんだそうです!!おいしい!
外国人からとっても人気の「田んぼ」も見学
ササユリの観察会は午前中で終了したのですが、折角大三島に来たんだから!といろいろな活動状況を案内していただけることとなりました。どうやら、見た目はどう見てもただの田んぼなのに、最近外国人に大人気の不思議な田んぼがあるとのことで見学に。
入ってみてビックリ。かなり騒々しい田んぼです…。
いろんな生き物の鳴き声が響き、自然の土でできた水路、あぜ道、向こう側にみえる神社。まるでジブリの風景画の1枚のような「里山」です。人の手が入り、自然と共生した昔ながらの田んぼだと教えてもらいました。ちなみに少し歩くとすぐ海に出ます。
山も海も近い理想的な場所
私の住んでいる場所も結構な田舎ですが、大三島に来ると「ここで暮らしたいな~」という謎の気持ちになります。実際にここで暮らしていくのは大変なこともいろいろとあると思いますが、海も、山も近くて本当に気持ちがいいです。最近、都会から移住してくる人も多いらしく、お試しで滞在させてもらえるような施設もあるみたいですよ。
食べ物もおいしい!海鮮丼を満喫
大三島で海鮮丼といえば、個人的には「大漁」の海鮮丼でしたが、今回は「ふじ川」さんの海鮮丼定食をいただきました。卵とだし醤油、肉厚なお魚、そしてアツアツのご飯がと~っても美味しかったです。
大三島自然の会の活動を知る旅
海鮮丼を食べた後は、大三島の自然を守る会のみなさんの活動状況を知るべく、「チャボイ群生地」や「ダルマガエル保護区」、「シバナ生息地」、「イトクズモ生息地」などを巡らせていただきました。最近、助成金を取って看板を製作して各地に設置したとのこと。こうして看板を設置することで、大三島に住んでいる方やサイクリング等で来た方に少しでもこんなのがいるんだな~と認識してもらうことが狙いなんだそうです。
まずは、地元の人々に知ってもらうことが第一歩。とおっしゃっていました。
伯方の塩の工場のご協力でこんな看板もできたとのことですごいです!
▼旅の〆は伯方の塩ソフト
今回のプチ旅の〆は伯方の塩大三島工場で食べることのできる「伯方の塩ソフト」。今回は塩増量でめちゃくちゃ多めにふりかけてくれました。とにかく暑い一日だったので嬉しかったです♥
▼大三島のこと、いろいろ知っていただければと思います
大三島の自然を守る会は毎月いろいろな活動をされているそうで、観察会だけではなくオオキンケイギクの除去作業や田んぼの草刈りなども行っています。今後は若い人達にもっと大三島を知っていただけるよう、自然好きの若者に声がけしていけたらなーと思います。